さいわいコラム201109
お知らせ

お薬Q&A

さいわい診療所 薬局 加藤一哉

Q.薬をお茶で飲んでもいいの?

 薬を飲むのに一番適しているのは、コップ1杯の白湯(ぬるま湯)か水です。
しかし、大部分の薬はお茶やコーヒーで飲んでも効き目に大きな影響はありません。
以前は「緑茶と鉄剤は一緒に飲んではいけない」と言われていました。鉄が、緑茶に含まれるタンニン酸と結合するために、消化管からの吸収が悪くなることが原因ですが、さまざまな臨床試験の結果からタンニン酸との結合による鉄の吸収低下は、服用量全体からみると極わずかで、薬の効果にはほとんど影響しないことが分かってきました。
アルコールは中枢神経を抑制する働きがあり、睡眠剤や抗ヒスタミン剤などはそれ自体もアルコールと同じ働きをするので、酒類でこれらのお薬を飲むとさらに中枢神経の抑制作用が強く出てくるおそれがあります。お薬を飲む際は、アルコールでの服用は絶対避けて下さい。

Q.薬はいつ飲んでもいいの?

 薬を飲む回数や、時間の指示は、薬が効果的に働いて副作用をできるだけ少なくするためのものです。薬の服用回数は、薬の効果の持続時間によって決められており、服用時間は、薬の作用や副作用を考慮しながら食事時間と関連させて指示されています。
多くの薬は食後に、漢方薬のように空腹時に吸収のよいものは食前に、消化性潰瘍薬は薬を効かせたい食間に、解熱鎮痛薬は胃を荒らす可能性があるので食後に飲むのが原則です。薬を飲み忘れたからといって、2回分を同時に飲んではいけません。

服用間隔の目安

  • 1日3回服用の場合は、次回服用まで4時間以上
  • 1日2回服用の場合は、次回服用まで5時間以上
  • 1日1回服用の場合は、次回服用まで8時間以上

Q.薬を、体調によって飲んだり飲まなかったりしてもいいの?

 かぜ薬程度であれば大きな問題になりません。
しかし、抗生物質やその他、高血圧、糖尿病などの慢性疾患の薬では、このような飲み方をしていると効果はありません。
薬を飲んでいて体調が悪ければ必ず受診し、医師の指示のもとお薬を調整して服用するようにしましょう。また、症状がないからといって自己判断でお薬を中止するのも危険です。

Q.残った薬はずっと前の薬でも使っていいの?

 湿気や光を防いで、きちんと保管した場合の保存期間の目安を以下に示します。

  1. 薬局内で混合した粉薬や、開封済みの湿布は1ヶ月
  2. 軟膏つぼに入った軟膏剤は3ヶ月
  3. 使いかけの軟膏チューブは6ヶ月
  4. 坐薬や、ヒートシールに入った錠剤、カプセル剤は1年

以前使って治ったからといって、今回も治るとは限りません。
基本的には医療機関を受診し、現在の症状に合った薬を処方して頂くことをお勧めします。


お薬のことで何かご不明なことがあればお気軽にお声おかけください。


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