さいわいコラム201112
お知らせ

知っていますか?疥癬

 疥癬は、古くて、新しい病気です。介護系のところで、時々発生しています。
届出の義務は無いので、あまり把握していないのが現状です。今回当診療所の訪問診療の方で発生しました。この機会に皆様に、知識を持っていただき、正しい対応を知っていただきたいと思います。

疥癬とは?

 ヒゼンダニという肉眼に見えない小さなダニが、皮膚の角質層に寄生しておこる、痒みの激しい皮膚病です。人から人に感染します。

 

どんな症状がおきるか?

 激しいかゆみを伴う赤いブツブツが出来ます。皮膚の表面にあるヒゼンダニの、その抜け殻、糞に対するアレルギーで、かゆみが起こります。

概要 疥癬 角化型疥癬
ダニの寄生数 1000以下 100万から200万
免疫力 正常 低下
感染力 弱い 強い
症状 かゆみ(赤い湿疹、小豆しこり) 角質増殖
部位 頭をのぞく全身 全身
かゆみの強さ 強い 不定

どのように人から人へうつるの?

 ヒゼンダニは、人の皮膚で一生を過ごす、寄生生物です。
長時間肌と肌が触れ合ったり、雑魚寝をしたり、親密接触するとうつります。
感染力が強い、角化型疥癬は、短時間で感染します。衣類、寝具を介しても簡単に感染します。

潜伏期は?

 1ヶ月ぐらい長く、症状が現れるまで、時間がかかります。
角化型疥癬は、4から5日で症状が出ることがあります。

治療は?

 皮膚科で治療します。
内服、塗り薬などあり、医師の指示にしたがってください。

 

 

疥癬にかかりますと、デイサービス、ショートなどのサービスが利用出来なくなります。 皮膚症状が出た場合は、皮膚科への受診をお勧めしております。 また、皮膚症状が長く続いて、軟膏を塗り様子を見ている方は、要注意です。そういう方も、皮膚科受診をお勧めします。

 

さいわい診療所  看護長  野崎 裕子


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