さいわいコラム201202_2
お知らせ

冬の食中毒

臨床検査技師  小林 典子

 食中毒の原因は大きく分けて「細菌」、「ウイルス」、「自然毒」があります。
食中毒は1年中発生しますが、冬は「ウイルス」性の食中毒が多くなります。

代表的なものに、ノロウイルスとロタウイルスがあり、ともに下痢・嘔吐を主徴とする胃腸炎を引き起こします。
秋から年末にかけてはノロウイルスが、1月から4月にかけてはロタウイルスが主に流行します。
今年は、年を越してもノロウイルスが流行しています。

特にノロウイルスは、わずかのウイルス量で感染するので、乳児期から成人まで幅広く感染します。
一般に症状は軽症ですが、老人や免疫力の低下した乳児は重症化することもあります。

治療は、効果のある抗ウイルス薬はないので、脱水症を防ぐための水分補給がもっぱらとなります。
下痢止めは、病気の回復を遅らせることがあるので使いません。


予防法は

  1. せっけんで手洗い
  2. 食べ物をよく加熱する
  3. 下痢・嘔吐などの症状のある人は食品を取り扱う作業をしない
  4. 吐物を扱うときは素手でおこなわずペーパータオルなど使い捨てのもので処理し、ビニール袋に入れてすてる

などです。


下痢症状がおさまっても、しばらくはウイルスの排出が続きます。
家庭では暫く生ものは避けたほうが無難でしょう。

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