「ほどほど」なお酒の量は?~【ドリンク】という単位を意識しましょう~
お酒の純アルコール量を量る単位を【ドリンク】と言います。
日本では 1ドリンク=純アルコール約10g です。
「節後ある適度な飲酒」は1日2ドリンクまで + 休肝日を週2日作ることです。
ただし女性、65才以上の方、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のある方は、1日1ドリンクまでが目安です。
(ちなみに休肝日については、筆者は患者さんに「人間も週7日毎日働かされたら疲れちゃいますよね。肝臓も同じです。」と説明しています)
この量を超えて飲むと
- 寿命が縮む
- 生活習慣病、脳卒中(脳出血、脳梗塞)、様々な癌のリスクが高くなること
が日本人対象の研究で明らかになっています。 特に男性1日4ドリンク以上、女性1日2ドリンク以上飲む人は要注意です。
ただし「酒は百薬の長」ということわざの通り、適度な飲酒はストレス緩和、コミュニケーション促進、食欲増進などもメリットもあります。 楽しく健康にお酒を飲めるように【ドリンク】をぜひ意識してみてください!
※参考文献
厚生労働省 e-ヘルスネット および「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」
イラストはサントリーHPに掲載されているものを、一部編集しました。
担当:久保田 紗英