さいわいポリシー
家庭医のいる診療所として…
~診療のための基本ルール~
~診療のための基本ルール~
さいわい診療所では、医療生協さいたまの基本理念にもとづいて、患者さまの心に寄り添う信頼できる医療を提供するために、下記のことを実施しています。ご理解とご協力をお願いいたします。
さいわい診療所 所長 山田 歩美
- 定期的な通院が必要であると診断された場合、『慢性疾患登録』をしています。
1ヶ月ごとの通院を基本とし、年間の検査計画を立て実施しています。 - 年に1度の川口市の特定健診などの、健康診断をお勧めしています。
- 「高齢者にやさしい診療所」として、CGA、HDS-R、高齢者うつスケール等のスクリーニングスケールの活用や、生活状況の聞き取りを行っています。
- 禁煙外来をクリニカルパスにて運用しています。
- 栄養相談を週5回(月~金、土曜日はご相談下さい)で行っており、必要な方には積極的にお勧めしています。
- 初めて使用する薬を処方する場合は効果・副作用を考慮して基本14日以内、多くても30日以内の処方としています。
- 倍量処方、用法口授は原則おこないません。
- 抗生剤を使用する前には可能な限り、培養の提出を推奨しています。
- 代理受診は、基本的にお受けしていません。
- 外来受診が難しい方には、無料の個別送迎利用や訪問診療への切り替えをお勧めしています。
- CTやMRI、下部内視鏡などの検査依頼や入院・外来紹介は、埼玉協同病院(センター病院)をご利用ください。
- ケアセンターかがやきと隣接しており、医療と介護の連携を強化しています。
※下線の解説は後述あります。
解 説
- 定期的な通院が必要であると診断された場合、『慢性疾患登録(※)』をしています。1ヶ月ごとの通院を基本とし、定期的な検査を実施しています。
(※)慢性疾患登録とは電子カルテ内、上部『疾患』を登録すると、医療生協さいたまで定めた検査の種類と間隔が決まります。
慢性疾患登録のとおり検査していただくことで、その患者様に必要な検査が定期的に行えます。慢性疾患の初回の診断時に、看護師または事務にお伝えください。 - 年に一度の健康診断をお勧めしています。
健診内容は別紙をご覧ください。
埼玉県では健診利用者割合により、市に分配される助成金の額が決まります。
助成金の増額は、国保料の引き下げにつながる可能性もありますので、年1回の健康診断をお勧めしています。 - 「高齢者にやさしい診療所(※)」として、CGA、HDS-R、高齢者うつスケール等のスクリーニングスケールを活用、生活状況の聞き取りを行っています。
(※)高齢者にやさしい診療所とは、医療福祉生協連の「高齢者にやさしい診療所」の導入プログラム修了した診療所のことです。
疾患だけではなく、生活背景も捉えた医療の提供を目指しています。必要に応じて、介護サービス事業所や地域包括へ情報提供を行います。外来通院から在宅看取りまで支えることのできる診療所です。 - 禁煙外来をクリニカルパスにて運用しています。
喫煙されている健診患者さまや呼吸器・循環器疾患の方など、積極的におすすめください。 - 栄養相談は月~金(土曜日はご相談下さい)で行なっており、必要な方には積極的にお勧めしています。
当日できることもありますので、糖尿病・脂質異常症・肥満症(BMI≧30)・腎臓病・痛風など、必要性の高い患者さまには積極的にお勧めください。 - 初めて使用する薬を処方する場合は、効果・副作用を考慮して基本14日以内、多くても30日以内の処方としています。
一度処方した薬は返品・交換ができません。過去に初回のお薬を30日分以上投与され、数日で重篤な副作用が現れトラブルになった事例がありました。効果・副作用を早い段階でご確認いただき、継続のご判断をお願いいたします。 - 倍量処方、用法口授は原則おこないません。
厚生労働省より、30日までの投与制限となっている薬の適正使用がすすめられています。当診療所では、これらの30日以上の投与は原則おこないません。これらのお薬が処方されている患者さまは、30日以内で受診をしていただくようお願いいたします。 - 耐性菌を作らず、有効な治療をおこなうためにも、抗生剤使用する前に可能な限り培養の提出を推奨しています。
日本における抗生剤の過剰投与が問題となっており、厚生労働省からも注意喚起がされています。耐性菌を作らないために、必要な場合のみの抗生剤使用をお願いいたします。
尚、有効治療がおこなえるよう、膀胱炎・気管支炎・副鼻腔炎などで、抗生剤の使用をする前には必ず『培養』を提出していただきますようお願いいたします。 - 代理受診(家族代診)は、基本14日以内の処方としています。
現在、保険診療で無診投薬はおこなえません。特別な理由がある場合のみ14日以内での処方をお願いいたします。 - 外来受診が難しい方には、無料送迎の利用や訪問診療への切り替えをお勧めしています。
無料で患者さまのお宅から当診療所までの送迎サービスをおこなっています。対象者がいらっしゃいましたら、職員までお声掛けください。
訪問診療も月曜日から金曜日までおこなっていますので、外来通院が困難な患者さまにお勧めしています。 - CTやMRI、下部内視鏡などの検査依頼や外来・入院紹介は、埼玉協同病院(センター病院)をご利用ください。
埼玉協同病院では、3TMRIや64列CTを設備しています。待ち日数も少なく予約がスムーズにおこなえます。検査依頼の場合は、連携病院のため紹介状は不要となり、必要なのは検査依頼書の記載のみです。
また、当診⇔埼玉協同病院の無料連絡バスがあるので、お気軽にご利用いただけます。 (無料バスも月~土曜日(第二を除く)で運行しています) - ケアセンターかがやき(※)と隣接しており、医療と介護の連携を強化しています。
(※)ケアセンターかがやきは医療生協さいたまの介護事業所の1つです。居宅(ケアマネ)、訪問看護、訪問介護、デイサービスの事業を行っています。
当診はケアセンターかがやきを含め、近隣の介護事業所と、医療・介護、地域連携のための情報共有を行っています。医師に指示の確認を行い、コメディカルより指導を行うこともあります。