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所長よりひとこと

新年のあいさつ

地域のみなさまの身近な診療所に
今年もさいわい診療所をよろしくお願いします

 新たな年の初めを迎え、皆様には健やかにお過ごしのことと、お慶び申し上げます。
 さて、昨年も深刻な不況が続き、生活保護を受ける人の数は過去最高の213 万人( 平成24 年9 月時点)を超えました。そのような中、消費税増税法案が3党合意で可決され、大企業に甘く、国民には大変厳しい社会になってしまいました。これからの日本にとって、原発問題、TPP、米軍基地、アジア外交と問題が山積しています。今年も政治と景気は「健やか」とは言えない状況が続きそうです。
 ところで、昨年の診療所は、新たに初期研修医を迎え、外来研修のほか、班会の健康講座、組合員さんと一緒に放射線測定など、「地域で医師を育てる」ことを始めました。また「高齢者にやさしい診療所」をめざして、認知症の学習会を開いたり、川口診療所、浦和民主診療所と連携して、24時間体制で在宅医療を支える体制を整備したりと動き出しました。
 昭和28 年、さいわい診療所は「保険で気軽にかかれる自分たちの診療所」を合言葉に、地域の方々から一口100 円の出資金を募り、幸町に設立されました。今年はさいわい診療所にとって開設60周年の還暦にあたります。これまで診療所を利用し、支えて下さった全ての人にこの場をお借りして感謝したいと思います。
 職員一同、これまでの歴史を引き継ぎ、地域のみなさまにより身近な診療所をめざして、健康と平和を守る活動をご一緒に続けていきたいと思います。今年もさいわい診療所をよろしくお願いします。

家庭医とは

 家庭医とは、近くにあって、とりあえずなんでも対応できる「かかりつけ医(Family Doctor)」の ことです。
 医学が進歩して高度化する中で、日本の大学病院・医学部はいかに多くの専門科(特定の臓器を専門とする科)を養成するかに力を注いできました。しかし医療が高度化・専門分化することで、どこの科にかかればいいのかわからない、いくつも科をまわらなくてはならないなどの悩みが出てきました。
 また専門医が地域に偏ることで、深刻な医師不足も起きています。「病院に○○科がない」、「ベッドがあるのに入院や外来を制限している」などの深刻な問題も起きています。さらに、医師は当直明けの休みが取れないなどの慢性疲労が起きています。
 このような医療界の流れの中、とりあえず症状があったときのために「かかりつけ医」を持とうという流れが起きています。医療界もなんでも診る体制を作ろうと、医学部は「家庭医療科」や「総合診療科」を作っています。医学会も専門医の数を調整してバランスよくするシステムを作ろうと動いています。なにより心強いことは、最近の若い医師の中に家庭医をめざすムーブメントが起きていることです。
 日本プライマリ・ケア連合学会で、専門医を認定しています。平成23年8月現在で国内に232人( 日本専門医評価・認定機構調べ)とまだまだ足りないのが現状です。

家庭医の特徴

家庭医は、あなたの近くにいます。
場所が近いだけでなく、心も近くにあって、いつでも頼れる医師です。
どんな症状や健康相談でも対応します。
病気や症状によって区別しません。精神的な相談や、軽いけがでも診ることができます。必要な場合は、適切な医療機関や介護・福祉を紹介します。
年齢、性別を問わずに診察します。
小児からお年寄りまで診察します。産後や育児の相談にも乗ります。
家庭医は家族も診ます。
家族の健康にも関心があるので、家族の健康相談 もできます。
予防と健康増進活動をします。
予防接種や禁煙外来、地域の健康教育も得意です。
家庭医は地域も診ます。
地域全体の健康にも関心があります。政治や行政に問題があれば協力して働きかけもします。

 さいわい診療所では、チームとして家庭医療が提供できるように、今年度は高齢者にやさしい診療所と、すぐれた在宅支援診療所を目指して、日々研修を続けています。また山田歩美医師(火曜日、金曜日)が、家庭医専門医を目指して、診療所の研修中です。

所長のあいさつ

所長  関口 由希公

所長
 前任の増田医師から引継ぎ、3月1 日から新しく所長に任命された、関口由希公(せきぐちゆきひろ)です。
月・水曜日の午前外来と、木曜日の午後外来、金曜日の夜間診(隔週)、土曜日(隔週)に外来診療をさせていただきます。
また木曜日の午前は往診を担当させていただきます。
いつでも、誰でもかかりやすい、地域のかかりつけ医を目指して、少しでも皆様のお役に立てればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

私は埼玉県の東部にある白岡市(旧白岡町)の出身です。
白岡町は「梨」で有名なところです。地元では「梨(なし)」と読むと縁起が悪いので、「ありの実」と言うことがあります。田んぼや雑木林の多い田舎で、とても楽しく過ごしたのを覚えています。

大学は2000年に群馬大学医学部を卒業しました。
将来は地元・埼玉で働くつもりでしたが、私の卒業した時代は自分の出身の大学病院で研修をするのが常識でしたので、研修先として群馬に残るか、埼玉に戻るかとても悩みました。そんな中、埼玉民医連の先輩が、いずれ働く場所で地域を肌で感じながら研修することの大切さを教えてくださり、大学を卒業してすぐに埼玉民医連に就職することに決めました。

研修医時代で思い出すのが、院所めぐりです。
就職してすぐの4月。桜の花が満開の中、さいわい診療所を見学に来ました。さいわい診療所では山形文子先生が迎えてくださり、2階のホールで職員のみなさんと楽しく昼食を食べたことを覚えています。いつか自分もこんな場所で働きたいと思っていたら、本当に願いがかなうとは思いもよりませんでした。

これまで、2000年から埼玉協同病院で初期研修を始め、熊谷生協病院、秩父生協病院で内科や往診の勉強をしてきました。
2005年に再び埼玉協同病院にもどり、救急医療や総合内科病棟で勉強をしてきました。
また、同時に研修医の指導もしてきました。大学病院ではなく地域の病院で医師を育てるということは大変な意義があると思います。 埼玉・川口の医療を維持していくには、自分たちで医療をしながら、学びながら、後継者を作り、育ちあうことが大切だからです。

ところで私の専門は、家庭医療と糖尿病です。家庭医療については、また次の機会に説明したいと思います。

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